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社団法人高分子学会から群馬大学大学院理工学府 橘熊野准教授の研究発表が ハイライト発表として選出されました

[CATEGORY] 受賞?成果等 [tag]

 大学院理工学府の橘熊野准教授、別府俊亮(博士前期課程修了)、粕谷健一教授の研究が、第72回高分子学会年次大会におけるハイライト発表として選出されました(URL:https://main.spsj.or.jp/koho/72n.pdf)。高分子学会年次大会は、毎年5月に約2,500人の会員が参加し、オリジナルな研究発表が行われる高分子学会の最大規模の研究集会です。今回の高分子学会年次大会では、研究発表1,321件 (口頭発表 512 件、ポスター発表 819 件) の各発表分野から29 件のハイライト発表が選出されています。

1.本件のポイント

食料の廃棄部位から優れた特性を有するビフラン骨格を構築
有機ケイ素高分子のケミカルリサイクルを実現
電子材料?コーティング材料?セラミック前駆体などへの応用に期待

2.研究の概要:

トウモロコシの芯などの食料の廃棄部位から合成されるバイオマス由来のビフラン骨格を利用することで、炭素-ケイ素結合の開裂を利用したケミカルリサイクル性を有する有機ケイ素高分子の開発に成功しました(図1)。本研究は、環境負荷の少ない機能性高分子材料開発への貢献が期待されます。本研究成果の詳細については、2023年4月10日発行の学術論文(ACS Macro Letters)に掲載されています
(URL:https://doi.org/10.1021/acsmacrolett.3c00095)。

 本研究は、科学技術振興機構(JST) 未来社会創造事業 探索加速型「地球規模課題である低炭素社会の実現」領域における研究開発課題「高分子材料におけるベンゼン環からビフラン骨格への転換」(研究開発代表者:橘 熊野)の支援を受けて行われました。

関連リンク

橘熊野准教授の研究紹介はこちら
研究室ホームページはこちら

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