卒業生インタビュー

INTERVIEW
Dai Misako
臺 美佐子
Profile
群馬大学医学部保健学科看護学専攻卒業
慶應義塾大学看護師を経て、
金沢大学大学院医学系研究科保健学専攻博士後期課程修了
金沢大学医薬保健研究域 保健学系看護科学領域助教
東京大学大学院医学系研究科 社会連携講座スキンケアサイエンス特任講師
藤田医科大学 社会実装看護創成研究センター准教授
2023年4月 石川県立看護大学教授
College Life

大学生活

「看護は、患者さんをよく見て、問題を解決して、患者さんに返すこと」
という大事な教えを在学時に学びました。

当時、私は高齢者の看護に興味があり、卒業研究で老年看護学内田陽子先生の教室に配属させてもらいました。私は、内田先生の講義が大好きで、講義も実習の指導も本当に興味深く、とても面白かったです。内田陽子先生は今でも私の憧れの先生です。
内田先生は、「患者さんをよく見て、そこから情報を汲み上げ、問題点を解決して患者さんにまた返すこと」を徹底されており、看護実践と研究の大切さを学びました。それと同時に、とても楽しそうに看護実践を語るお姿を見て、私も看護の魅力を実感するようになりました。
在学時の部活は、保健学科のバレーボール部に入っていました。部活のメンバーは看護学専攻だけではなく、他分野の専攻の学生もいたので、広い交流を楽しみながら厳しい練習や試合をともに乗り越えていった良い思い出があります。部活や看護学実習などキャンパスで時間をともに過ごした友人たちとは今も連絡を取り合う、良い仲間です。
大学時代には、もっと、先生方の研究室に訪問しておけば良かったと思いました。群馬大学では著名な先生方がたくさんいらっしゃったので。また、群馬大学では国際看護学が非常に有名だったので、大学の中での国際交流の活動等にも、もっとアンテナを張れば良かったなと思いました。


看護学実習中の昭和キャンパス生協での楽しい昼食時間

Profession

仕事

日々の講義では、患者さんの生の声を学生さんたちに話すように心がけています。

看護学の教員として、群大での恩師から学んだ「患者さんのところでまずは問題をしっかりくみとること」を何よりも一番大事にして、学生さんたちにも伝え、指導しています。自分が行う日々の講義では、患者さんの生の声や看護実践での経験、研究の成果も話すようにしています。
また、教育と研究には臨床が大事だと思っていますので、定期的に外来で、自分の専門であるリンパ浮腫保存療法の指導も行っています。

Message

群大生へのメッセージ

群馬大学で「看護学」を学ぶ意義。
看護学で大事なことは、サイエンスとアート。

看護学で大事なのはサイエンスとアートだと思います。サイエンスというのは、ロジカルに現象を考え、物事を解決し、患者さんに還元していくことです。アートというのは、患者さんの疾患や暮らしについて想像力をもち、共感したりアイディアを出したりすることです。サイエンスもアートもどちらも大事なことで、総合大学である群馬大学であるからこそ、学べる、培えるものだと思います。

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